ツイッターで #keep on fujirock というタグを見かけた。今年は新型コロナウイルスの影響で苗場での開催が見送られたフジロック が、19年までの映像をYoutubeで流す企画をしてくれていたらしい。知人はビールでも飲みながら、自宅でかなり楽しんでいたようであった。私はそこらへんは連日仕事だったのであまり見れず…（ツイッターの盛り上がりをいいなと追って眺めていた）。
でも19年に遊びにいったフジロックのことを思い出して、なんとなくスマホの写真ひっぱり出して眺めたりして、いい世界だったなぁ…と思い返したりした。19年のフジロック は私にとって初めてのフジロック 参戦だったんだけど、一度は見てみたいと思っていたThe Cureがみれたのが、なんというかもう１年以上たってるんだけど今でもちょっと思い出すとドキドキする。
Cureの中でも印象的だったのが「Luluby」。バックのスクリーンに蜘蛛の巣のVJが映し出され、怪しい雰囲気なのに楽しい。しびれた（あの曲、YoutubeのMVもちょっと悪趣味な雰囲気あって良いです）。
中学生のころからなんとなくCD借りてきいていたりはしつつ、いまいちピンときてなかったのもほんとで…（借りたアルバムも私向きではなかったのかも、後にアルバムBlood flowersきいたときは、なんだいいじゃん！と思いました）。
あの日ライブを見て、Friday I’m in loveとかで盛り上がってるオーディエンスを見て、楽しそうだなぁとかそうかこういう風に愛されてるんだな、というのもわかった。アルバムDisintegrationの曲が多くて、帰ってきてからDisintegrationヘビロテ。あと、キーボードのロジャー・オドネルがめっちゃクールでかっこよかった。バンドにキーボード欲しい。お堅そうな人がいい。
子供の頃きいたキュアーは90sの邦ロックのサウンドに慣れてた自分としては、ちょっと音がぺらっとしていてシンプルすぎたのかもしれない。でもなんか今はそれがいいなと思う。その感覚が自分の中でもけっこう新鮮で、ライブも今も心に残ってしまって、「ちょっと怖いのに、楽しくって、ハロウィンみたいな雰囲気の、抜け感のある曲！！」と思ってもう19年のフジロックからは1年たってしまったけど、それ以外の今の自分の音楽のブームなんかも混ざっちゃったりして、出来上がったのがベベビエバの新曲の「Midtrick」でした笑。
ミックスも春の新曲「桜の森」に続いてスタジオクルーソーの西村さんにお願いしたんだけど、狭い場所であやしく密な雰囲気がとてもよく出ている気がする。感謝。ギターの先生とも話して、あやしい感じさえ表現できれば別にハロウィンにこだわることもないのかなと、そのうち、いつの時期もきけるスローテンポなロックでと思って完成となりました。
Youtube公開の初動があまりよくなく、「ハズしたかな…」と心配していましたが、じわじわ聞いてもらえてて安堵。それどころか春に公開した「桜の森」を追い抜きかねない勢いでちょっと自分としては計算違いなくらい。
中でも、夏くらいから始めたイチナナライブで、最近のイチナナのハロウィン仕様のエフェクトとこの曲のイメージがうまく噛み合ったのか、配信中にリスナーさんがオバケやカボチャの絵文字をたくさん送ってくれて、やっている側としても盛り上がって楽しい。感謝である。MVみました！とかじわじわハマってます、と言われてリスナーさんが結構きいてくれてるようで嬉しい。
ってわけでずっと、音楽も、あの日のフジロック も、キュアーも、残っちゃってます。そして Keep on , 続いていけ。
最近は新たに映像制作の勉強もはじめたので、グラフィックとかアニメーションとか合成とか使ってなんかいいやつつくれたらなーと思っております。
えりこ。
Baby Ever Rain 2020 Autumn – [ Midtrick ] Youtube公開しました！
ちょっと怖いけど楽しいみたいなハロウィンみたいなゴスなようなホーンデットマンションみたいな…！？とゆる〜く踊れるような曲！！を目指して作りました。ささやき系スローテンポのあやしめロックです。
えりこ。